ワインコラム
マルゴー
【マルゴー】

あまりにも有名すぎる、マルゴー地域のワイン。これだけ世界中の人々を魅了する美味しさの理由は何でしょうか?

town06_01 【概要】
ボルドーの北20km、ジロンド湾の入り江に沿ったところに上質の砂が深く入った類稀な地域があり、この地では17世紀中ごろからぶどうの栽培 が行われてきました。まさにその地が現在のマルゴー、メドック地区でもっとも南に位置する村名アペラシオンであり、その広い面積(メドックにある村名アペラシオンでもっとも大きい)だけでなく産するワインの酒質においても大変重要な産地の一つであります。タヤック川を北端にマルゴー村を含め5つの集落(マルゴー村、カントナック村、アルザック村、ラバルド村、スサン村)を包括します。
1855年の等級分け以来マルゴー村には、村の名前と同じ名前の並外れた一級シャトー(シャトー・マルゴー)とその他の20の格付け、及び数種の高ランク のクリュ・ブルジョワがあります。
【土壌】
マルゴーの礫質土壌は、素晴らしいワインを育て上げるのに最も適した途上の一つとみなされています。総じて、マルゴーその他全てのもっとも優れた産地において、礫質土壌は4メートルから11メートルと幅広い厚さにわたって比較的均一な構造をしています。土壌の構成はサン・ジュリアンやポイヤックに似ています。しかしながら直径数センチメートルの大きさの小石が非常に大きな割合を占めているのがマルゴーの特徴であり、とりわけ透水性が高く、3メートルから5メートルという深さはぶどうの根が張るのに適しています。マルゴーの土壌の特徴はぶどう樹の根を深部にまで張らせる為、表面の薄い土壌での水分量のトラブルがブドウ樹には及ばないということになります。つまり厚い礫質土壌は強い乾燥にも、また同時に雨量過多にも対応することができるのです。
town06_02 【特徴】
マルゴーのワインには独特のスタイルがあり、なかでも女性らしさが他のメドックのアペラシオンに較べて強く出ているといわれています。実際丸みを帯び、肉厚で柔らかいヴォリューム感のある味わいによって特徴付けられます。タンニンの構成は他のアペラシオンに全く引けを取らないにも関わらず、ポイヤックのような筋肉質の力強さはワインに通常は現れません。むしろ甘美で完全に一体化した、甘く余韻の長いタンニンがその真骨頂であります。
この特徴はメルロ種によくあらわれますが、決してメルロ種固有というものではなく、マルゴーではカベルネ・ソーヴィニョン種も同じように滑らかで豊満で深みのある味わいがあり、たくさんの人々から愛されるワインとなっているのです。

現在、この村を訪れる人々が目にするものは、美しいシャトーが点在する魅力的な風景であり、それに加え、2つの素敵なホテルとユニークな18ホールのゴルフコースも最近建設されています。

美味しいワインは勿論ですがこの風景だけでも見に訪れる価値がありますね。
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