ワインコラム
コート・シャロネーズ
【コート・シャロネーズ】

ブルゴーニュ地方のコート・シャロネーズ地区をご紹介致します。

town05_01  ブルゴーニュと言うと、どうしてもコート・ドールやシャブリなどの著名な産地に目が行きがちですが、ことデイリークラスのワインに関してはコート・ドール以南の産地の方が、良いものに巡り合える可能性が高いとされています。特にコート・ド・ボーヌの南に広がるコート・シャロネーズ地区は、赤白共に高品質・低価格のワインを生み出すことで知られています。
 土壌の組成はコート・ドールと比較的似通っており、出来るワインのスタイルもコート・ド・ボーヌに類似する点が見受けられます。赤はピノ・ノワール、白はシャルドネを主体に造られ、一部の地域ではガメイやアリゴテといった品種も栽培されています
 A.O.C.としては北からBouzeron、Rully、Mercurey、Givry、そしてMontagnyが認可されています。


town05_02  最北部のBouzeronはアリゴテの銘醸地として知られ、ブルゴーニュ・アリゴテよりもワンランク上のアリゴテ・ブーズロンの名を冠して販売されています。そのかわりとしてBouzeronを名乗る場合アリゴテ以外のブドウ品種の使用は認められておらず、当然ワインのタイプも白のみとなります。Rullyは白ワインの生産量が多く、きびきびとした酸をもつスマートなスタイルを特徴としています。Mercureyは同地区の生産量の半分近くを占めており、なかでも赤ワインの比率が非常に高い村です。若いうちは堅固で荒削りですが、熟成の可能性を秘めた良質のワインを生み出しています。GivryはMercureyと同じく赤が主体。Mercureyに比べると軽く飲みやすい、早飲みタイプのワインといえます。またMontagnyはBouzeronと同様に白ワインのみ生産を許された産地であり、シャルドネを主体とした厚みのあるふくよかな味わいのワインを多く産出しています。

town05_03  コート・シャロネーズ全域は、ブルゴーニュの広域名ワインの供給源ともなっています。「ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ」または単に「ブルゴーニュ」として市場に出されているワインの多くは、この地区の畑から収穫されたブドウを使用しています。
 さらにコート・シャロネーズは、発泡性のワイン「クレマン・ド・ブルゴーニュ」を特産としています。以前は安価なだけがとりえのような品が大半でしたが、近年では品質に重点を置いた生産者が増えてきており、シャンパーニュに変わる手軽な泡モノとして注目を集めています。
 このように質の高い様々なタイプのワインが、比較的手に入れやすい価格帯で見つかるコート・シャロネーズは、まさにお買い得ワインの宝庫と言えます。皆さんも自分好みの隠れた名品を探してみてはいかがでしょうか。
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