ワインコラム
ペルピニャン
town03_01 地中海を臨む、太陽とワインの町

(地理と歴史)
 ペルピニャンはパリからTGVで5時間の距離にあり、フランス南部の地中海沿岸部・ルシヨン地方の中心都市として12万人の人口を誇る。ルシヨン地方は紀元前からローマ属州の一部だったが、ペルピニャンは10世紀、バルセロナ伯爵領・アラゴン王国の一部として建設されたが、以後、アラゴン、フランス、スペイン、カタルーニャがその支配を争い、所属がめまぐるしく変わることになる。このことから、ペルピニャン一帯はフランス領でありながらもスペイン、特にカタロニア文化の特徴が感じられる独特の文化圏を形成している。
 また、ワイン生産もその恵まれた気候から盛んに行なわれ、酒精強化ワインのリヴサルトやモーリーはフランスを代表するデザートワインの一つである。

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 ダリのオブジェで有名なペルピニャン駅からジェネラル・ド・ゴール通りを直進すると旧市街が見えてくる。入り口にはカスティエと呼ばれるレンガの塔がそびえ立っているが、これは1368年に建てたれた鐘楼である。ルイ11世の時代には、外敵からの侵入を守る役割を果たし、その後は牢獄として使用されていた。現在ではカタロニア文化を紹介する資料館となっている。
 赤レンガのサンジャン大聖堂や取引所などの建物も見所だが、特に1276年に建てられた、美しいゴシック様式のマジョリク王宮は必見。王宮としてはフランスで最も古い建物としても知られ、中世にタイムスリップしたような外観と重厚な内装が多くの観光客を楽しませてくれる。
 町全体は一日あれば十分観光することができるので、ワイナリーなどを巡ってみるのも良い。観光案内所でワイナリーリストをもらい、予約してから訪問してみよう。

town03_03 (食べ物)
 ルシヨン地方ではクルミパンが特に有名。また、テューロンというアーモンドを使用したクリスマスのペストリーや砂糖で白くコーティングされたレモン味のお菓子・ルスキーユ、アニス風味のクッキーであるアニス・クローヌも名物。

town03_04  カフェなどではカタルーニャ風クレームブリュレなども人気。ビストロなどでは自家製のシャルキュトリー(パテやソーセージ、サラミなど)と共に土地の赤ワインを飲むのが地元流。
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